E.H

学生時代、研究室では情報セキュリティを専攻し、コンピューターウイルスやファイアウォールに関する知識などへの学びを深めていました。それらを活かしながら、もともと好きだった自動車に携われる企業を念頭に就職活動を進めるなかで、幅広い開発分野を誇るBNSへの入社を決意。入社後は例題を用いたプログラミングを実践するC言語の研修や、タイマーや液晶への表示、スピーカーからの音声出力といったマイコンの組込み作業をはじめ、現在開発トレンドとなっているMBD（モデルベースデザイン）を用いた開発など、基礎的かつ実用的なスキルをみっちりと学びました。

現在は自動車に関わる領域の中でも、ウインカーやワイパーを動かす「コンビスイッチ」の開発業務に携わっています。なかでも私がメインとしているのは「評価」と呼ばれるフェーズ。設計された通りの動きになっているのか、テスト項目に沿ってチェックを繰り返し、確認を行う作業です。既存のプログラムをアップデートする場合でも50項目以上、多いものでは200を超える確認項目があります。難しさを感じる場面も多いですが、自動車のような「人の命を預かる」製品の開発において、高いレベルのものづくりに携わっていることを実感しながら、日々の仕事に取り組んでいます。

この仕事は新しい技術や手法が続々出てくるので、それらを理解し自分の知識やスキルにしていけるところに面白さを感じています。とはいえ、日々の業務ではわからないことの連続。リーダーをはじめ先輩方に尋ねることも多いですが、気兼ねなく相談に乗っていただける環境があることはとてもありがたいです。今後はお客様とのやりとりにも携わっていくなかで、要求分析などの説明も任せてもらえるようになることが目標。日頃から「なぜそうしたのか」という意図を明確に、論理的に説明することを大切に、システム開発の醍醐味を味わいながら、しっかりと自分のスキルを磨いていきたいです。